【映画】9<ナイン> ~9番目の奇妙な人形~ を観ました
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あらすじ
人類が滅亡した後の地球で1体の人形・9が目を覚ます。声が出ない彼は、「仲間」と声をかけられた人形・2と出会う。彼は9を喋れるようにしてくれた。しかし、突然「ビースト」に襲われ、2が連れ去られてしまう。再び一人ぼっちになってしまった9が次に出会ったのは、1、5、6、8だった。9は2を助けようと仲間たちに訴えるが、1に阻止されてしまう。それでも諦められない9は5と共に2を助けるため旅に出る。 なぜ、人類は滅亡してしまったのか?そして、人形達は何のために造られたのか?(wikipediaより)
良かったところ
- 動きが素晴らしい。人形達の個性がしっかり動きにも表れていて、モーションに対するこだわりが伝わってきました。(個人的に好みとして、双子の動きは特に素晴らしい)
- 世界観。スチームパンクは言うまでもなく最高ですよね。
惜しかったところ
- マシーンを倒すというストーリーに説得力がなかったところ。マシーンを倒した後の未来が語られないので「今まで通りひっそりと暮らしていればいいじゃん」と思ってしまった。マシーン倒してその後どうするの?という問いに対する答えが示されないまま話が展開されるので、いまいち説得力がなかった。終盤に「死んだ仲間の魂はまだ生きてる」みたいな設定が出てくるけど、それをもっと早く出しても良かったかと。
- 終わり方がいまいち。ここまでの話の流れ的には、仲間が帰ってきてハッピーエンドが望まれる展開だったのだけど、仲間の魂を解放して終わる。「元はみんな博士の生命エネルギー」っていう話があったので、やるなら主人公達も一緒に昇天すべきだった。魂が解放されずに残った 主人公達についても、その後の未来について示されないまま終わるので、もやもやしてしまった。
総評
絵的にはすごいクオリティ高いし、スチームパンクな世界観と要所でもアクションでわくわくさせてくれる。ただし、ストーリーは微妙。真面目に観るのではなく、雰囲気で楽しむのには良い作品。